こんにちは、C&S技術部のMasatoです。VDIが遅いというのは黎明期からよく耳にした課題です。昨今では普及期に突入したといわれるVDIですが、ユーザからログインやアプリが遅いといったクレームが今日でも絶えることなく、多くのケースでその原因も分からないままお蔵入りするそうです。黎明期の課題が「VDIとはそういうもの」として亡霊のように彷徨っている印象を受けます。VDIインフラの機能面では技術革新が進んだのでしょうが、そのパフォーマンスの可視化は相対的に困難になっているというのが実情ではないでしょうか。
そんな諦めムード漂うVDI運用の現場に一石を投じるのがeG Enterprise Suiteというモニタリング・ツール。VDIのユーザ・エクスペリエンスを可視化し、ログインやアプリが遅い根本原因を通知してくれます。単に「遅い」と通知してくれるのではなく、「遅い原因はこれだ」と根本原因を通知してくれる強力なツールです。例えば、図1はVDIのログイン・シーケンスです。ログインが遅い場合、このログインのシーケンス、すなわち各ステップ毎での時間と、実際に実行されている処理が可視化されなければ根本原因を掴むことができません。
<図1>
eG Enterprise Suiteは、このログイン・シーケンスのステップ毎の掛かった時間と、実際の処理を可視化し、どのステップの何の処理が原因なのかを可視化、通知してくれます。図2はログインに掛かった時間を可視化したもので、ログインに331秒(5分半)掛かっていて、そのほとんどが対話セッションの確立に費やしていることが分かります。
<図2>
eGの可視化はこれで終わらず、さらに根本原因に迫ります。図3にあるように、対話セッションの確立の中でドライブのマッピングに時間を要しているのが根本原因であることを通知してくれます。管理者は、ストアフロントやドメインコントローラやDBサーバやハイパーバイザーの状況がどうだったかを調べることすらなく、この通知に基づきDrive-Mapsに絞り込んで問題を解決できるのです。
<図3>
いかがでしょうか。eG Enterprise Suiteを使うことで、今まで見えなかったものがこれだけ見えるのです! これまでお蔵入りとなってきた亡霊の如きVDIにまつわるパフォーマンス問題を次々と解決し、VDIユーザの生産性を最大化するとともに、ユーザに頼られるゴーストバスターズへの一歩を踏み出しませんか?
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