OCVS・Horizon構築してみた②

 2024.09.05  株式会社テリロジー 技術統括部

「OCVS・Horizon構築してみた①」に引き続き、テリロジー技術本部のM.Yです。
「OCVS・Horizon構築してみた②」はWindowsサーバの各種設定をしっかり書きすぎて、かなりのボリュームになっております。気合を入れてどうぞ。

②の目次

  1. 手順
  2. 構成イメージ
  3. Windowsサーバの用意
    1.  vCenter上でNSX-Tで作成したセグメントを確認
    2. Windows2019のISOをvCenterにアップロード
    3. Active Directory/DNS用のWindow2019サーバインストール
    4. Active Directory/DNSのサービス設定
    5. MSSQL用のWindow2019サーバインストール
    6. vCenterのドメイン参加
    7. Connection Server用のWindow2019サーバインストール
    8. MSSQL event DBの作成
    9. RDSH用のWindows2019サーバインストール

全体手順

今回はOracle Cloud VMware Solution (OCVS)とVMware Horizonの構築をしてみました。
大まかな手順は以下になります。

1.OCVSを立てる。
 (別途こちらを参照してください。)
2.NSX-TにてVMware Horizon用の設定をする。
3.SDDCと各ネットワークを接続する。
4.Windowsサーバ(Active Directory,MSSQL,Connection Server)を作成する。
5.Connection Serverでファームとプールを作成する。
6.Horizon Client用のWindows作成

本ページは「OCVSでHorizon構築してみた」の手順4の内容です。

構成イメージ

Windowsサーバの用意

vCenter上でNSX-Tで作成したセグメントを確認

※Windowsサーバを作成する前に、NSX-Tにて作成したセグメントがvCenterの分散ポートグループで見えているか確認してください。
・DesktopManagement:192.168.130.0/24(GW:192.168.130.1)
・HorizonPool:192.168.140.0/24(GW:192.168.140.1)

Windouws Server 2019のISOをvCenterにアップロード

※この手順ではあらかじめ、Windows Server 2019のISOファイルをダウンロードしておいてください。
 今回私は日本語版のISO 64bit editionをダウンロードしました。

それでは手順に戻ります。
[vSANDatastore]をクリックしてください。

クリック後、以下のような画面に遷移します。
[ファイル]を選択してください。

[新規フォルダ]をクリックしてください。

Windows2019のISOを保存しておくためのフォルダを作成します。

作成したフォルダを選択し、[ファイルのアップロード]をクリックしてください。

クリックすると以下のようなポップアップが出てくるので、[アップロード]をクリックしてください。

ダウンロードしておいたISOファイルを選択し、[open]をクリックしてください。

エラーが出ますが、赤枠のURLにアクセスしてください。

アクセスし、以下の画面が確認出来たら、vCenterに戻り、再びISOファイルを同じ手順でアップロードしてください。

以下のようにステータスが完了となったら、ISOファイルのアップロードが完了しています。

ActiveDirectory/DNS用のWindows2019サーバインストール

vCenterで右クリック>[新規フォルダ]>[新規仮想マシンおよびテンプレートフォルダ]をクリックしてください。

新規フォルダに名前を付けて[OK]をクリックしてください。

フォルダが作成できました。

次に、作成したフォルダで右クリック>[新規仮想マシン]をクリックしてください。

新規仮想マシン作成のポップアップが出てきます。
[1.作成タイプの選択]では[新規仮想マシンの作成]を選択して、[NEXT]をクリックしてください。
※OVFなどを使用する場合は[テンプレートからのデプロイ]を選択してください。

[2.名前とフォルダの選択]ではActiveDirectory/DNS用の仮想マシンとして、仮想マシン名を入力します。ここでは[ADserver]とします。
また、仮想マシンを置く場所を選択してください。先ほど作成した[DesktopManagement]というフォルダを選択して[NEXT]をクリックしてください。

[3.コンピューティングリソースの選択]でコンピュートリソースを選択して[NEXT]をクリックしてください。

[4.ストレージの選択]ではどのデータストアに立てるのかを決めます。
ストレージを選択し、[NEXT]をクリックしてください。

[5.互換性の選択]では、今回の検証の時点で一番新しいESXiのバージョンが7.3だったので、とりあえず選択できる中で、一番新しいESXiのバージョンを選択しました。プルダウンから、ESXiのバージョンを選択したら[NEXT]をクリックしてください。

[6.ゲストOSを選択]ではインストールしたいOSと合わせる必要があります。
何用の仮想マシンを立てるのかを聞かれている段階なので、ここでインストールできるわけではありません。
Windows Server2019のISOファイルを使うので、以下のように設定して[NEXT]をクリックしてください。
ゲストOSファミリ:Windows
ゲストOSバージョン:Microsoft Windows Server 2019(64ビット)

[7.ハードウェアのカスタマイズ]では適切なCPUやメモリを選んでください。
今回の検証用ではCPU:4GHz、メモリ:16GB、新規ハードディスク:90GBとしました。

次に、[新規ネットワーク]でプルダウンし、[参照]をクリックしてください。

[参照]をクリックすると、以下のポップアップが出てきます。
NSX-T上で作成した2つのサブネットのうち、[DesktopManagement]を選択し、[OK]をクリックしてください。

[新規CD/DVDドライブ]にてプルダウンから[データストアISOファイル]を選択してください。

選択すると以下のポップアップが出てきます。
あらかじめvSANDatastoreにアップロードしておいたISOファイルを選択して、[OK]をクリックしてください。

[7.ハードウェアのカスタマイズ]にて各設定を記入したものが以下になります。
[新規ネットワーク]と[新規CD/DVDドライブ]の右にある[☑接続]に必ずチェックを入れてください。
すべて確認したら、[NEXT]をクリックしてください。

[8.設定の確認]で1~7までの設定を確認し、[FINISH]をクリックすると仮想マシンが作られます。

以下が作成された、ActiveDirectory/DNS用のWindows2019サーバの詳細画面になります。

以下、[ADServer]>[電源]>[パワーオン]または、詳細画面上部の▷から仮想マシンを起動させてください。

OR

起動したら、黒い画面をクリックすると以下のようなポップアップが出ます。
[Webコンソール]を選択して、[OK]をクリックしてください。

以下の青いBootManagerの画面が出てきたら、[Enter]を押してください。

次の黒い画面では、何かしらキーボードを押してください。

[Keyboard or input method]ではキーボードを日本語配列(JIS配列)にするため[Japanese]を選び、[Next]をクリックしてください。

[Install now]をクリックしてください。

次にインストールしたいOSを選択します。
[Windows Server 2019 Standard Evalution(Desktop Experien...)]を選択し、[Next]をクリックしてください。
※一番上の段の[Windows Server 2019 Standard Evalution]はコマンドプロンプトだけの仕様になります。ここではデスクトップ付きのWindows Serverを選択しました。

スクロールし、一番下まで来たら[I accept the licence terms]にチェックをいれて[Next]をクリックしてください。

[Custom: Install Windows only(advanced)]を選択し[Next]をクリックしてください。

[Drive 0 Unallocated Space]を選択した状態で[Next]をクリックしてください。

インストールが始まります。

デスクトップにログインする際のユーザーネームとパスワードを設定します。
今回は[user name : Administrator] , [Password : VMware1! ]としました。

設定すると以下のような画面になります。

画面右上の[Ctrl + Alt + Delete キーの送信]をクリックし、ログイン画面に遷移してください。

先ほど設定したユーザーネームとパスワードでログインしてください。

事前設定

サーバーをパワーオンして、ログインが完了したらローカルサーバにて事前設定を行います。

まず、Server Manager > Local Serverの[Time zone]を変更します。
[Time zone]横の青文字をクリックしてください。

[Change time zone...]をクリックしてください。

Time zoneを[(UTC+09:00)Osaka,Sapporo,Tokyo]にし、[Next]をクリックしてください。

Time zoneが[(UTC+09:00)Osaka,Sapporo,Tokyo]になっていることを確認し、[OK]をクリックしてください。

次に、[IE Enhanced Security Configuration]の青文字[On]をクリックしてください。

AdministratorsとUsersが[On(Recommended)]になっているので、これを両方[Off]にチェックを入れ、[OK]をクリックしてください。

次に[Computer name]を変更します。青文字をクリックしてください。

[Change...]をクリックしてください。

現在設定しているのは、ActiveDirectory/DNS用のWindowsサーバなので、Conputer nameを[teri-ad-dns]としました。適当なConputer nameを記入し、[OK]をクリックしてください。

Conputer nameを変更すると再起動を促すポップアップが出てきます。
[OK]をクリックしてください。

[Close]をクリックしてください。

[Restart Now]をクリックすると、再起動が始まります。

再起動したら、再びサーバにログインしてください。

次にChromeをインストールします。
Internet Explorerを開くと以下のようなポップアップが出てきます。
[Don't use recommemded settings]を選択し、[OK]をクリックしてください。

[chrome download]と検索し、chromeのダウンロードページを開いてください。

[Download Chrome]をクリックしてください。

画面下に以下のようなポップアップが出てくるので、[Run]をクリックしてChromeをインストールしてください。

次にActiveDirectoryをインストールします。
画面右上の[Manager]>[Add Roles and Features]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[teri-ad-dns]が選択された状態で、[Next]をクリックしてください。

[Active Directory Domain Service]にチェックを入れてください。

[Active Directory Domain Service]にチェックを入れると以下のようなポップアップが出てきます。
[Add Features]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[.NET Framework 4.7 Features (2 of 7 installed)]にチェックを入れて、[Nest]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Restart the destination server automatically if required]にチェックを入れてください。

[Restart the destination server automatically if required]にチェックを入れると、以下のようなポップアップが出てきます。[Yes]を押して、一つ前の画像にある[Install]をクリックしてください。

[Feature installation]がSucceedになったら、[Close]をクリックしてください。

次に、Active Directoryにドメインを作成します。
Server Managerの画面右上のフラッグアイコンに警告が出てきます。
警告を開いて、[Promote this server to a domain controller]の青文字をクリックしてください。

今回は、[Root domain name]をvdi.terilogy.localとしました。
適当なドメイン名を記入し、[Next]をクリックしてください。

パスワードを設定します。今回は[VMware1!]としました。
記入したら[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Install]をクリックしてください。

次はIPアドレスを設定します。
ログインしているWindowsサーバ上の[Control Panel(コントロールパネル)]を開いてください。

コントロールパネルの[Network and Sharing Center]をクリックしてください。

[Network and Sharing Center]の[Change adapter settings]の青文字をクリックしてください。

Ethernet0で右クリックし、[Propeties]をクリックしてください。

[Internet Protocol Version 4(TCP/IPv4)]をダブルクリックしてください。

[Internet Protocol Version 4(TCP/IPv4)]では現在ログインしているActiveDirectory/DNS用のWindowsに固定IPアドレスを割り当てます。※構成図参照
今回の設定は以下のようにしました。

Use the following IP address : 
IP address : 192.168.130.21
Subnet mask : 255.255.255.0
Default gateway : 192.168.130.1

Use the following DNS server addresses :
Preferred DNS server : ActiveDirectory/DNS用のWindowsサーバなので優先DNSにはループバックアドレスの[127.0.0.1]を割り振りました。
Alternate DNS server : OCIの仮想クラウドネットワーク>DNSリゾルバ>[エンドポイントのListenerのIPアドレス]を割り振りました。

IPアドレスの設定を入力したら[OK]をクリックしてください。

IPアドレスを設定したあと、実際にIPアドレスが割り当てられたか確認してみます。
コマンドプロンプトを開いて、ipconfig /all を実行すると、先ほど設定したIPアドレスとDNSの設定が反映されていることがわかります。

次はActive Directoryにグループを作成します。

まず、グループを作成する前にOVAファイルを作成します。
[Server Manager]の画面右上[Tools]>[Active Directory Users and Computers]をクリックしてください。

[vdi.terilogy.local]で右クリック、[New]>[Organization Unit]をクリックしてください。

今回はHorizonと名前を付けました。適当な名前を付けて[OK]をクリックするとOVAファイルが作成されます。

グループを作成します。
作成したOVAファイル[Horizon]を右クリックし、[New]>[Group]をクリックしてください。

今回グループ名を[HorizonAdmin]としました。[OK]を押してください。
同じ手順で[HorizonUser]というもう一つのグループを作成します。

[Horizon]のOVAファイルの中に[HorizonAdmin]と[HorizonUser]の2つのグループを作成できました。

次は、ユーザ作成をします。
OVSファイル[Horizon]を右クリックし、[New]>[User]をクリックしてください。

[user1]というユーザを作成します。
[Next]をクリックしてください。

パスワードを設定します。今回は[Vmware1!]としました。
適当なパスワードを入力し、[Next]をクリックしてください。

確認画面です。[Finish]をクリックして、ユーザを作成してください。

同じ手順で、[user2]と[svc_hadmin]というユーザを作成してください。

 

グループとユーザの作成ができました。

次にグループとユーザに権限を付与します。
[user1]を右クリックし、[Properties]をクリックしてください。

[Member Of]にて、[Domain Users : vdi.terilogy.local/Users]を選択した状態で、[Add...]をクリックしてください。

[Check Names]をクリックしてください。

[Domain Admins]を選択した状態で、[OK]をクリックしてください。

[Locations]をクリックしてください。

[Horizon User]を選択した状態で[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックしてください。

[user1]に権限が割り振られました。[OK]をクリックしてください。

[user2]も同じように権限を割り振ってください。
[svc_hadmin]だけdomainと、HorizonAdminの権限を付与します。
以下は[svc_hadmin]の権限付与における参考画像です。

次に、[HorizonAdmin]で右クリックし、[Properties]をクリックしてください。

[Locations...]をクリックしてください。

[HorizonUser]を選択した状態で、[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックしてください。

[ADD]をクリックし、[Check Names]をクリックしてください。

[Domain Admins]を選択した状態で、[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックしてください。

権限がつけられたら[OK]をクリックしてください。

権限付与はこれで完了です。

作成したユーザでログインできるか確認してみます。
サインアウトしてください。

作成したユーザのパスワードを入力して、ログインできるかどうか試してみてください。

次にDNSを設定します。
Administratorに再びログインしてください。
Server Managerの画面右上[Tools]>[DNS]をクリックしてください。

[vdi.terilogy.local]にすでに[Forwardlookupzones]が作られています。
Aレコードがあるので逆引きレコードをつくります。

[Reverse Lookup Zones]を右クリックし、[New Zone...]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Primary zone]と、[Store the zone in Active Directory]にチェックが入っていることを確認して、[Next]をクリックしてください。

[To all DNS servers running on domain controllers in this domain: vdi.terilogy.local]にチェックが入っていることを確認して[Next]をクリックしてください。

[IPv4 Reverse Lookuo Zone]にチェックが入っていることを確認して、[Next]をクリックしてください。

[Network ID : ]に逆引きゾーンである[192.168.130.]を入力して[Next]をクリックしてください。

[Allow only secure dynamic updates]にチェックが入っていることを確認して、[Next]をクリックしてください。

入力した設定を確認して[Finish]をクリックしてください。

次に、各サーバの情報を入力して名前解決ができるようにします。
[vdi.terilogy.local]を右クリックし、[New Host(A or AAAA)...]をクリックしてください。

以下4つのサーバの情報を登録します。※構成図参照
・MSSQLサーバ
・RDSH用サーバ
・Connectionサーバ
・Horizon Client用サーバ

設定を入力したら[Add Host]をクリックしてください。

[OK]をクリックしてください。

RDSH用サーバ

Connectionサーバ

Horizon Client用サーバ

各サーバの情報が設定できたのかどうか確認してみます。
[TERI-AD-DNS]を右クリックし、[Properties]をクリックしてください。

[Interfaces]にActive Directory/DNSサーバのIPアドレスが書かれています。

[Forwarders]にOCI上にあるVCNリソースのListenerのIPアドレスと、FQDNが書かれています。

次に、コマンドプロンプトを開いてください。

正引きしました。

逆引きもできました。

MSSQL用のWindows2019サーバインストール

あらかじめMSSQLをダウンロードしておいてください。

「ActiveDirectory/DNS用のWindows2019サーバインストール」にて作成したDesktopManagementのフォルダにMSSQLサーバも作成します。

[新規マシンの作成]を選択し、仮想マシン名を[MSSQLserver]とするサーバを作成してください。
手順はActiveDirectory/DNS用のサーバを作成した時と同じため、割愛させていただきます。

今回作成したMSSQLサーバの条件です。
ユーザ名:Administer
パスワード:VMware1!

AD/DNSサーバをと同じく、事前設定をします。
今回のMSSQLサーバは以下の手順で作成しました。

・サーバをパワーオンしてログインしたら、ローカルサーバーにてIE Enhanced Security configurationを[OFF]に変更、Timezone、ComputerNameを変更
 ・Computer nameは[teri-mssql]としました。(Computer nameを変更するとrebootが必要になります。)
・Google chromeインストール
・MSSQL 2019 評価版のダウンロード
・SSMSのダウンロード
・CAインストール(今回は割愛)
・固定IPを設定
    ・ドメイン参加
・IPアドレスの確認
・MSSQL 2019 Expressのインストール
・SSMSのインストール
・MSSQL 2019 ExpressのTCP/IPの設定変更

SSMSのインストール

SQLサーバをダウンロードします。

SSMS(SQL Server Management Studio)をダウンロードします。

ダウンロードできました。

次に、サーバにIPアドレスを指定してください。
Ethernet0[IPv4 address assigned by DHCP,IPv6 enabled]をクリックしてください。

[Ethernet0]にて右クリックし、[Properties]をクリックしてください。

[Internet Protocol Version 4(TCP/IPv4)]を選択し、[Properties]をクリックしてください。

[Internet Protocol Version 4(TCP/IPv4)]では現在ログインしているMSSQLServer用のWindowsに固定IPアドレスを割り当てます。※構成図参照
今回の設定は以下のようにしました。

Use the following IP address : 
IP address : 192.168.130.23
Subnet mask : 255.255.255.0
Default gateway : 192.168.130.1

Use the following DNS server addresses :
Preferred DNS server : 優先DNSにはActiveDirectory/DNS用のWindowsサーバのIPアドレス[192.168.130.21]を割り振りました。
Alternate DNS server : OCIの仮想クラウドネットワーク>DNSリゾルバ>[エンドポイントのListenerのIPアドレス]を割り振りました。

IPアドレスの設定を入力したら[OK]をクリックしてください。

次に、ワークグループを変更し、AD/DNSサーバで作成したドメインに参加させます。
[WORKGROUP]をクリックしてください。

[Change...]をクリックしてください。

[Domain:]に[vdi.terilogy.local]を入力しました。
[OK]をクリックしてください。

ユーザネームとパスワードを求められるので、入力してください。

ドメインが登録されました。[OK]をクリックしてください。

[OK]をクリックしてください。

[Close]をクリックしてください。

[Restart Now]をクリックしてください。
再起動が始まります。

[Other user]を選択し、[svc_hadmin]でログインします。

SSMSとMSSQLをダウンロードします。
先ほどダウンロードしたMSSQLを開きます。

以下のようなポップアップが出てきます。[Yes]をクリックしてください。

[Custom]をクリックしてください。

[Install]をクリックしてください。

インストールが始まります。

一番上の[New SQL Server stand-alone installation or add features to an existing installation]をクリックしてください。

ライセンスについて下までスクロールし、[I accept the license terms and Privacy Statement]にチェックを入れて[Next]をクリックしてください。

[Microsoft Update]では今回は検証用につき、チェックを入れずに[Next]をクリックして次へ進みました。お客様環境などではチェックを入れたほうが良いでしょう。

[Next]をクリックして、次に進むとWindows Firewallで警告が出ていました。
Windows Firewallを見てみましょう。

スタートボタン>Control Panelを開いてください。

[Network and Intermet]をクリックしてください。

画面左下、[Windows Defender Firewall]をクリックしてください。

[Turn Windows Defender Firewall on or off]をクリックしてください。

すべて[Turn off Windows Defender Firewall(not recommended)]を選択し、[OK]をクリックしてください。

すべて×になりました。

SQLのダウンロードに戻ると、警告が消えていました。

Features:のチェックを以下だけに入れて、[Next]をクリックしてください。
Instance Features
・[Database Engine Services]
Shared Features
・[Client Tools Connectivity]
・[Client Tolls Backwards Compatibility]
・[Client Tools SDK]
・[SQL Client Connectivity SDK]

デフォルトのまま[Next]をクリックしてください。

次のデフォルトのまま[Next]をクリックしてください。

SQLの認証設定をします。Mixed Modeにチェックを入れるとWindowsにログインするときにSQLのアカウントと、どちらのアカウントでもログインできるようになります。
[Next]をクリックしてください。

インストールが始まります。

インストールが終わると以下のような画面になります。
Featureがすべて[Success]になっていたら完了です。

次はSSMSをインストールします。
ダブルクリックして開いてください。

以下のようなポップアップが出てくるので、[Install]をクリックしてください。

[Yes]

インストールが始まります。

[Restart]をクリックしてください。

次に、SQL Server自体の設定をします。
スタートボタンから[SQL Server 2019 Configuration Manager]を検索し、クリックして開いてください。

[Yes]をクリックしてください。

[SQL Server Network Configuration] > [Protocols for SQLEXPRESS]にて、[TCP/IP]で右クリックし、[Enable]をクリックしてください。

再起動するまで反映されないよ~という警告が出てきました。が、これは後でやります。

[TCP/IP]で右クリックし、[Properties]をクリックしてください。

すべての[TCP Port]に[1433]をいれて、[OK]をクリックしてください。

また、再起動するまで反映されないよ~という警告が出てきました。これはこの後やります。

[SQL Server Services] > [SQL Server (SQLEXPRESS)]で右クリックし、[Restart]をクリックしてください。

SQL Serverを再起動しています。

スタートボタンから、[SQL Server Management Studio Management Studio 19]を検索し、クリックして開いてください。

以下のようなポップアップが出てきます。

以下の情報で、[Connect]をクリックしてください。
Server type : Database Engine
Server name : TERI-MSSQL\SQLEXPRESS
Authentication : Windows Authentication

[TERI-MSSQL\SQLEXPRESS] > [Databases]で右クリックし、[New Database...]をクリックしてください。

Database nameを[heventdb1]としました。
名前を付けたら[OK]をクリックしてください。

[TERI-MSSQL\SQLEXPRESS] > [Security] > [Logins] > [VDI\svc_hadmin]にて右クリックし、[Properties]をクリックしてください。

[User Mapping]にて、先ほど作成した[heventdb1]に、[db_owner]にチェックが入っているか確認してください。チェックが入っていたら[OK]をクリックしてください。

[SQL Server Services] > [SQL Server (SQLEXPRESS)]で右クリックし、[Restart]をクリックしてください。再起動が始まります。
これでMSSQL 2019 ExpressのTCP/IPの設定変更は完了しました。

 Connection Server用のWindows2019サーバインストール

※VMwareのアカウントを作り、VMwareから[VMware-Horizon-Connection-Server-x86_64.exe]をあらかじめダウンロードしておいてください。

「ActiveDirectory/DNS用のWindows2019サーバインストール」にて作成したDesktopManagementのフォルダにConnectionサーバも作成します。

[新規マシンの作成]を選択し、仮想マシン名を[Connectionserver]とするサーバを作成してください。
手順はActiveDirectory/DNS用のサーバおよびMSSQL用サーバを作成した時と同じため、割愛させていただきます。

今回作成したConnectionサーバの条件です。
ユーザ名:Administer
パスワード:VMware1!

AD/DNSサーバ、MSSQLサーバと同じく、事前設定をします。
今回のConnectionサーバは以下の手順で作成しました。

・サーバをパワーオンしてログインしたら、ローカルサーバーにてIE Enhanced Security configurationを[OFF]に変更、Timezone、ComputerNameを変更
 ・Computer nameは[teri-cs]としました。(Computer nameを変更するとrebootが必要になります。)
・Google chromeインストール
・固定IPアドレスの設定
・サーバをドメイン参加(WorkGroupから)
・VMware-Horizon-Connection-Serverダウンロード
・Horizon Connection Serverのインストール
・ActiveDirectoryのドメインに参加
    ・WindouwsFW無効化
    ・ライセンス適用
・Connection ServerとvCenterの接続

固定IPアドレスの設定

MSSQLサーバでも設定しましたが、ConnectionサーバでもIPアドレスを固定します。ここまでの手順はMSSQLサーバと同じです。

[Internet Protocol Version 4(TCP/IPv4)]では現在ログインしているConnectionServer用のWindowsに固定IPアドレスを割り当てます。※構成図参照
今回の設定は以下のようにしました。

Use the following IP address : 
IP address : 192.168.130.22
Subnet mask : 255.255.255.0
Default gateway : 192.168.130.1

Use the following DNS server addresses :
Preferred DNS server : 優先DNSにはActiveDirectory/DNS用のWindowsサーバのIPアドレス[192.168.130.21]を割り振りました。
Alternate DNS server : OCIの仮想クラウドネットワーク>DNSリゾルバ>[エンドポイントのListenerのIPアドレス]を割り振りました。

IPアドレスの設定を入力したら[OK]をクリックしてください。

設定を終えたら、コマンドプロンプトにてip config /allを実行し、IPアドレスが割り振られたことを確認してみてください。

サーバをドメイン参加(WorkGroupから)

[WORKGROUP]をクリックしてください。

[Change...]をクリックしてください。

[Domain:]にドメイン参加のため[vdi.terilogy.local]を入力し、[OK]をクリックしてください。

※以降はMSSQLサーバの手順と同じであるため割愛させていただきます。

VMware-Horizon-Connection-Serverダウンロード

あらかじめダウンロードしておいた[VMware-Horizon-Connection-Server-x86_64.exe]をログインしているConnectionServerのローカルに保存してください。※以下参照

Horizon Connection Server のインストール

 

Horizon Connection Serverのインストール

ローカルに保存した[VMware-Horizon-Connection-Server-x86_64.exe]をダブルクリックして開いてください。

[Yes]をクリックしてください。

以下のようなポップアップが出てきます。
[Next]をクリックしてください。

下までスクロールし、[I accept the terms in the license agreement]にチェックを入れ、[Next]をクリックしてください。

デフォルトのまま、[Nest]をクリックしてください。

[Horizon Standard Server]
[IPv4]
を選択した状態で[Next]をクリックしてください。

VMware Horizonにログインするためのパスワードを設定し、[Next]をクリックしてください。

Windouws FW 無効化

[Do not configure Windows Firewall]にチェックを入れ、[Next]をクリックしてください。

[Authorize a specific admin user or domain group]に[VDI\svc_hadmin]を入力し、[Next]をクリックしてください。

[Join the VMware Customer Experience Improvement Program]のチェックを外し、[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Oracle Cloud]を選択し、[Install]をクリックしてください。

インストールが始まります。

完了したらしいです。

コマンドプロンプトで確認してみました。
C:\Users\svc_hadminにて、
net config workstationを実行してみました。

次に、GoogleChromeにて、以下を検索してください。
URL : https://[インストールしたサーバのFQDN]/admin

https://teri-cs.vdi.terilogy.local/admin
今回は上記のようになります。
※FQDNはコマンドプロンプトでFULL Computer nameのところに書いてあります。

赤枠内の文字列をクリックしてください。

VMware Horizonのログイン画面が出てきました。

ADで連携しているので、[svc_hadmin]でログインできます。
ユーザ名とパスワードを入力したら[Sign in]をクリックしてください。

ライセンス適用

[User and Groups]に遷移し、[Edit License]をクリックしてください。

License Keyを入力し、[OK]をクリックしてください。

ライセンス適用されました。

Connection ServerとvCenterの接続

[Setting] >[Servers]に遷移し、[Add]をクリックしてください。

・Server address : [10.250.2.130]  vCenterのアドレス
・User name : administrator@vsphere.local
・Password : vCenterのパスワード
上記三点以外はデフォルトになります。[OK]をクリックしてください。

[View Certificate]をクリックしてください。

内容に問題がなければ、[Accept]をクリックしてください。

StorageではHostを選択した状態で[Next]をクリックしてください。

最終確認です。内容に問題がなければ[Submit]をクリックしてください。

追加されました。
Connection ServerとvCenterの接続完了です。

 MSSQL event DBの作成

Connection サーバにログイン > VMware Horizonにログインしてください。
[Edit]をクリックしてください。

以下の画像のように設定を入力してください。
入力したら、[OK]をクリックしてください。

追加されて、ConnectionサーバからMSSQLサーバへの接続が可能となりました。

 RDSH用のWindows2019サーバインストール

手順はConnectionサーバと同様ですのでホスト名等の初期設定は割愛させていただきます。

大まかな手順は以下になります。
・ホスト名等の初期設定
・サーバロールを追加
・RDSHにHorizonAgentをインストール

サーバロールを追加

RDSHサーバにログインし、ServerManagerから[Add Roles and Features Wizard]にアクセスしてください。

以下画面は[Next]をクリックしてください。

[Role-based or feature-based installation]を選択した状態で[Next]をクリックしてください。

作成したServerPoolを選択した状態で、[Next]をクリックしてください。

[Web Server(IIS)]をダブルクリックしてください。

[Add Features]をクリックしてください。

チェックがつきました。
[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Remote Desktop Connection Broder]にチェックを入れます。
ダブルクリックしてください。

[Add Features]をクリックし、適用してください。

[Remote Desktop Session Host]をダブルクリックしてください。

[Add Features]をクリックし、適用してください。

[Remote Desktop Web Access]をダブルクリックしてください。

[Add Features]をクリックし、適用してください。
3つすべてにチェックが入ったら、[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

[Install]をクリックしてください。

インストールが始まります。

警告が出ますが、[Close]をクリックして、仮想マシンを再起動してください。

RDSHサーバにHorizon Agentをインストール

RDSHサーバにHorizon Agentをインストールします。
今回はあらかじめダウンロードしておいたHosizon AgentをRDSHにコピーして使いました。外からのアクセス用のソフトウェアが今からインストールするエージェントになります。

以下インストール手順です。

[Next]をクリックしてください。

[I accept the General Terms]にチェックを入れ、[Next]をクリックしてください。

[IPv4]を選択した状態で、[Next]をクリックしてください。

[3D RDSH]にてプルダウンし、[This feature, and all subfeatures, will be installed on local hard drive.]を選択してください。

[USB Redrection]にてプルダウンし、[This feature, and all subfeatures, will be installed on local hard drive.]を選択してください。

警告が出てきます。[OK]をクリックしてください。

[Next]をクリックしてください。

Connectionサーバにログインする時のユーザーネームとパスワードを入力し、[Next]をクリックしてください。

[Install]をクリックしてください。

インストールが始まります。

完了しました。[Finish]をクリックしてください。

以下のようなポップアップが出てきます。
[Yes]を押して、再起動してください。

 

「OCVS・Horizon構築してみた②」は以上です。Connection Serverのセットアップや、Horizon Client用Windows10のセットアップは「OCVS・Horizon構築してみた③」にてお願いいたします。

「OCVS・Horizon構築してみた③」はこちら↓

https://cloudsolution.terilogy.com/blog/ocvs/horizon3

 


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【第2弾】 Sumo Logic 可視化サービス Terilogy Blend for Cato Networksリリース

OCVS・Horizon構築してみた②