お久しぶりです!テリロジーのY.Tです。
今回はOCIのOracleFunctionsを利用して作成したスクリプトの実行結果を、OracleAPIGWで簡単に参照できるようにしたいと思います。
本記事では、OracleFunctions、OracleAPIGWのご紹介と連携手順について、記事を書いていきたいと思います。
Oracle Functions、OCI APIGWとは
Oracle Functionsとは、OCI上で利用可能なFn Projectです。
Fn Projectはオラクルが開発しているオープンソースのFaaS (Function as a Service)を構築するためのフレームワークであり、簡単にスクリプトの実行環境が用意することができます。
Dockerコンテナを利用するため、事前にインストールしておく必要があります。
また、OCI APIGWは、プライベートネットワーク、もしくはパブリックに公開可能なAPIエンドポイントを提供しています。APIGWを利用することで、指定したスクリプトの実行結果が簡単にAPIとして公開することが出来ます。
今回のケースでは、Oracle Functionsで作成したスクリプトの実行結果を表示する APIエンドポイントを作成していきたいと思います。
Oracle FunctionsとOCI APIGWの連携手順
Oracle FunctionsとAPIGWの連携イメージは以下になります。
1.Docker、Fnのインストールとコンテナの作成
Fnをインストールすると、Fn CLIコマンドが利用できるようになります。
fnコマンドを通して、コンテキストと呼ばれるFnの環境を作成することができ、
コンテキスト内でFunction(スクリプト)を作成することができます。
2.IAMポリシーの追加とOCICLIのインストール
OCI上のコンテナレジストリレービスである、OCIRへ作成したコンテナが保存できるようにするために必要なIAMポリシーを追加します。
※OCIRの詳細は「OCIのコンテナレジストリサービス」をご参照ください
3.OCI Appの作成とコンテナの追加
OCI上でAppを作成した後、Fnコマンドを利用することで、1で作成したファンクションをAppのFunctionに追加します。FunctionはOCI上のOCIRに保存されます。
4.APIGWの作成とネットワーク設定
APIGWのデプロイメントから、エンドポイントとして公開するAppのFunctionを指定することで、Fnで作成したFunctionを公開することができます。
まとめ
次回から具体的な環境構築手順をご紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇
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