「危機管理の基本はまず現状把握にあり!」         クラウドガバナンスの概念とその重要性について

 2024.11.01  一條 慈栄

こんにちは。クラウドセキュリテ事業部のJ.Iです。
今回は、クラウドガバナンスの概念とその重要性についてご紹介させて頂きます。

はじめに
近年、パブリッククラウドのマルチクラウド環境が浸透する一方で、その運用管理の複雑化しております。設定ミスを起因とする情報漏洩の事例が後を絶たちません。

このような背景から、CSPMツールの導入を検討する企業が増加しておりまが
そもそも社内のクラウドリソース管理を十分にできていない場合、CSPMの効果を最大限に引き出せない可能があります。

※CSPM(Cloud Security Posture Management:クラウドセキュリティ態勢管理)とは、クラウドサービスのセキュリティの設定状況を見える化し、不適切な設定やコンプライアンス違反、脆弱性が無いかどうかなどのチェック、アドバイスをしてくれるソリューションのことを指します。

1. なぜ今「クラウドガバナンス」が必要なのか?

クラウドの普及に伴い、「クラウドガバナンス」という概念が注目されています。これは単なるデータ管理やコスト削減のためではなく、クラウドを効果的に活用するために必要な次のステップです。クラウドの持つ柔軟性やスピード感を最大限に活かしつつ、リスクやコストを抑えてビジネスの成長を支えるために、ガバナンスは欠かせないものとなっています。

2. クラウドガバナンスがもたらす「健全な運用」

クラウドガバナンスは、クラウドの利点をフルに活用するための「ルールブック」のような存在です。ガバナンスが整備されていないと、コストの肥大化やセキュリティリスクが生じることもありますが、クラウドガバナンスにより、リソースの動きを管理し、セキュリティを保ちながら無駄のない運用が実現します。これにより、企業はクラウドの利便性を維持しつつ、事業の成長に集中できる環境が整うのです。

3. ビジネスのスピードを支える基盤としてのクラウドガバナンス

クラウドガバナンスは、クラウドを単なるコスト削減ツールではなく、未来のビジネスの基盤とするための重要な役割を担っています。ビジネス環境が目まぐるしく変化する中、クラウドの活用法も進化が求められています。ガバナンスがあれば、迅速なサービス展開や機能導入が可能になり、企業は競争力を高め、より多くの価値を提供するスピードを保つことができます。

4. クラウド時代における「次なるステップ」としてのガバナンスの重要性

クラウドの時代が進むにつれ、ガバナンスは「あると便利」なものではなく、競争力の源となる戦略的な要素に変わりつつあります。クラウドガバナンスは、クラウドを活かし、持続可能な成長と価値提供のために必要な「次なるステップ」。適切なガバナンスの導入により、クラウド環境を最大限に活用し、企業の成長と発展を力強く支える土台を築いていきましょう。

最後に

弊社が提供させて頂いている、CSPM運用サービスでは、クラウドの設定ミスチェックだけでなく、リソース管理やコスト管理を含めたクラウドガバナンスの実現が可能です。

製品、サービスの詳細に関してはこちらからお問い合わせください。

【お問い合わせ先】

株式会社テリロジー クラウドセキュリティ事業部 
Email:cloudsolution@terilogy.com
TEL: 03-3237-3291
窓口受付時間:平日9:00~17:30

 


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