鉄道技術展に行ってみた

 2019.12.02  株式会社テリロジー 技術統括部

どうもC&Sの石田です。

他のメンバーは有益な内容を書いていますが、私はあまり技術的ではないことを書こうかと思います。

最近、鉄道業界にアプローチをしていまして、どうしたらこの業界を理解できるのだろうか?と考えていましたが、幸い学生時代からの友人に業界人が居たので相談したところ「こんなイベントあるけど一緒に行くか?」とお誘いを受けました。

そんな訳でタイトルに戻るのですが、先週幕張メッセで開催されていた鉄道技術展に行ってきました。

鉄道技術展に行ってみた

 鉄道技術展とは?

公式サイト(http://www.mtij.jp/)より抜粋

「鉄道技術展」は、鉄道・交通システムやインフラ技術、施設、電力、輸送、運行管理、車両、インテリア、旅客サービス関連他あらゆる鉄道分野の技術が横断的に会する総合見本市として2010 年から開催しております。

2年に1度開催される、鉄道関連の数少ない展示会でIT業界で言うところのInteropだと思ってください。

本題に戻りますが、鉄道業界自体のことを書いても仕方ない&書けないのでIT屋視点で見て思ったことを書いてみます。

機械学習による保守業務効率化は実用段階

線路やトンネルなどのメンテナンスはドローンなどを使用した画像解析が当たり前になっており、この分野に関してはIT業界より具体的なソリューションになってますね。

可視化や効率化の内容が具体的

これも機械学習と同じと言えば同じなのですが、ITと違って「可視化したらあなたたち便利じゃない?」ではなく「この情報を可視化するとこういった効果がある」といったものばかりでした。

これはIT業界も見習わないといけません。

展示している機材が大きい

物が物なので、展示品のスケールが大きい!

ホームドアや台車、パンタグラフの実物があったり迫力があります。

*1

オンリーワンが多い

これは同行してくれた友人の受け売りですが、部品レベルではオンリーワンが多くそれほど競合することはないとのことです。
例えば列車用のトイレを手掛けているメーカーさんの説明を聞いたところ、競合はほぼ無いにも関わらず鉄道事業者のニーズに合わせて毎年改良を重ねているところはシェアに胡坐をかかずに素晴らしいと思いました。

海外勢はEU圏がメインでUS勢が居ない

IT関連だとUS製のサービスやソフトが非常にメジャーですが、鉄道業界はドイツやスイスなどのEU勢ばかりで保線用の機材はスイス製のシェアが高いのが印象的でした。
※ちなみに、弊社の制御装置向けセキュリティ製品であるNOZOMI Networksも本社はスイスで社名の由来は新幹線です。

写真撮影は基本NG

これは面食らったのですが、どうやら展示内容が具体的過ぎるようで写真は原則禁止でした。
文字ばっかりですみません。

セキュリティはあまり...

もちろん、電車の安全という意味ではなくサイバーセキュリティについてですが、前面に押している展示はありませんでした。
また、ノベルティとして製品カタログをUSBメモリに入れて配布しているのにはビックリしてしまいました。
※もちろん、ウィルスはいませんでしたよ!


最後に、撮影許可を貰って同行してくれた友人と同僚をパチリ

鉄道技術展_記念写真
鉄道技術展_記念写真


※乗っているのは線路を移動するための電動カートで現地確認時に使用するもの。

*1:私自身、出展することもあるので設営や撤収のことを考えると大変だろうなぁと。。。


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